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なぜ健康になる必要があるのか?

エフマとは

なぜ健康になる必要があるのか?

高齢化社会を生きる私達の義務

ご存知の通り、我が国では国民医療費が右肩上がりで増大しており、令和2年度には 42兆9,665億円、人口一人当たり34万600円の負担となっており、対国内総生産(GDP)比の実に8%を占めるほど財政を圧迫している状況です(図1)。

図1

<厚生労働省,令和2(2020)年度 国民医療費の概況,令和4年11月30日>

昔に比べれば元気な高齢者が増えているように感じますが、国民医療費の配分を年齢別にみてみると、全体の61.5%を65歳以上の高齢者で使っており、更にその3分の2は75歳以上の後期高齢者に使われています。その偏りは15~44歳の医療費約5兆円に対し、65歳以上で26兆円と5倍以上に及んでいます。
既に若年層にとって大きな負担になっていますが、今後さらに少子高齢化が進むことを考えると、医療費の抑制は今すぐにでも対処しなければならない大きな社会問題です。

図2

<令和2年度国民医療費の構造>

後世の子孫達の負担を少しでも減らすために、現在健康である私達が、健康の重要性をしっかり理解し、健康であり続ける意識を高めていかなければならいないのです。高齢化社会「日本」を生きる私達にとって、健康であり続けることは、「教育」「勤労」「納税」に並ぶ義務です。

健康なうちから健康管理する必要性

弊社は新しい健康食品の開発を請け負い、食品の臨床試験を行っています。参入当初は医薬品の臨床試験(薬の場合は治験と言います)ですら、試験の成功率は3割ぐらいと言われる中、医薬品に比べれば明らかに効き目が劣るであろう食品で成功するのだろうか?と心配していましたが、意外にも食品の臨床試験は医薬品よりよっぽど高い確率で成功しています。

これは何故か?色々な原因が考えられますが、最も可能性が高いのは、試験参加者が患者さんではなく健康な方だからであると考えています。やはり一度病気になってしまうと治すのは非常に大変ですが、その前の少し不調なぐらいで健康フォローを行えば、正常もしくはより健康になることは意外に難しくないのだろうと考察しています。

実際、健康食品の臨床試験に参加した方の中には、試験後も継続して健康をキープできている方が多く、健康習慣が身について感謝しているという声を何度も頂きました。こういった経験から、病気ではない健康な人にこそ健康管理は必要であり、若いうちから生活習慣の改善を意識し、より健康になることを目指す価値観を根付かせることができれば、社会の健康寿命延伸に繋がるのではないかと期待しています。

健康食品は誰のためにある?

一般的に健康食品は、「高血圧が気になる」ですとか「夜寝つきにくい」ですとか「薬に頼りたくない」といった、病気とまでは行かないまでも健康に不安を感じている方が「未病」の解決を目的として購入するものと考えられているかもしれませんが、私達はイメージに非常に勿体なさを感じています。
なぜなら、健康食品は病気の人や未病の人より、健康な人の方が効果を実感できると考えるからです。

例えば、βアミロイドが脳内に蓄積することで起こると言われているアルツハイマー病の新薬「レカネマブ」が国内承認されるかが今話題になっています※1が、この話題の新薬ですら進行を止めることができず、進行を遅らせることで精一杯です。しかしながら、以前私達が実施した健康な方を対象にした食品の臨床試験※2では、言語記憶能力などの認知機能が有意に改善し、中には「頭の中がすっきりした」「もやが晴れた気がする」といった実感を得られた方も居たほどです。

この差は何なのか?それは決して健康食品が薬に比べ優れているというわけではなく、アルツハイマー病により一度壊れた脳の神経細胞は最新の医薬品ですら回復することは困難であるということです。一方、まだ認知症とまでいかない軽度な認知機能の低下であれば、健康食品でも十分に回復が可能であることを示しています。同様に、高血圧であれ、糖尿病であれ、病気と判断される前の未病の段階、いやもっと前の健康な段階から、健康な状態を保ち、更に健康になれるように不足気味の栄養成分を摂取していくことで病気になることは防げるのです。つまり、私達は健康食品は健康な人が健康を維持し、より健康になるために使うものであると考えています。

※1

NHK,解説委員室,「アルツハイマー病治療薬 レカネマブの効果と副作用は?」, https://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/700/477773.html

※2

Watanabe N et al.: Jpn Pharmacol Ther,48(4),685-697(2020)

生活の質を更に高めるために使うもの

さて、これまで健康であり続けることの意義や健康なうちからフォローしておくべきといった将来への備えの面からお話をしてきましたが、健康な人が健康食品を用いることで、今の日常生活にも大きな影響を与えるということについても触れておきます。

上記の認知機能の低下しかり、健康不調は若いうちから始まっています。日常生活における疲労やストレス、睡眠不足、飲酒、食べ過ぎ、運動不足など、健康を害する原因に晒されている現代人は、体調が万全じゃないことに慣れてしまい、知らず知らずのうちに未病ラインを越え、重い病気になってから気付くという人も多いのです。だからこそ、自身で健康だと思っているうち(既に未病の状態かもしれません)から不足した栄養成分を補うために健康食品を摂取することで、驚くほど日常生活の質が高まることを実感できるはずです。

例えば、認知機能を維持するサプリを常用することで、注意力が回復し、仕事のミスが減るかもしれませんし、ストレスを抑える健康食品で夫婦の喧嘩が減り、子供の不登校が解消できるかもしれません。あるいは、血糖値の上昇を抑えるゼリーサプリを食べることで、罪悪感を感じることなく食事を楽しめるようになるかもしれません。

これらの効果は、直接的に体調が良くなるだけでなく、自分と周囲の人の人間関係を改善し、日常生活の質を高めることに繋がります
つまり、健康な人がより健康に、豊かで幸せな人生を送るために、健康食品はとっても役に立つ!ということです。