ステビアとは?甘味料になる植物の正体と歴史をまとめてみた
2026.04.07
ジュースやお菓子のパッケージで「甘味料(ステビア)」と書かれているのを見たことはありませんか?
名前はよく聞くけれど、「ステビアって何?」と聞かれると、よく知らない方も多いかもしれません。
今回は、ステビアがどんなものなのかまとめてみました。
ステビアって、じつは植物なんです
ステビアと聞くと、なんだか難しそうな成分の名前に感じるかもしれません。でも、じつは「植物の名前」なんです1)。
キク科の仲間で、白い小さな花を咲かせます。背丈は50〜100cmくらい、ちょうど膝から腰くらいの高さです1)。
そして、いちばんの特徴は「葉っぱがとても甘い」こと。この葉っぱをそのまま噛むと、しっかりした甘さを感じられるそうです2)。
原産は南米のパラグアイ
ステビアの原産は、南米のパラグアイという国です2)。
むかしから、この地域に住む人たちはステビアの葉を「甘い草」と呼んでいました。お茶などの飲み物に入れて、甘味づけに使っていたと言われています2)3)。
砂糖がまだ広まっていなかった時代から、自然の甘味として親しまれてきた植物なんですね。
じつは「日本生まれ」の甘味料
ステビアが今のような「甘味料」として世界に広まったきっかけは、じつは日本にあります。
1971年、大阪の会社がステビアの葉から甘い成分だけを取り出す方法を見つけ、世界で初めて商品にしたと言われています2)。
つまり、ステビア甘味料は「日本生まれ」。今では日本だけでなく、アメリカやヨーロッパ、アジアの国々など、世界中で使われています2)3)。
ステビアの成分は「ステビオール配糖体」
ステビアの葉が甘いのは、葉の中に「甘い成分」が入っているからです。
むずかしい言葉では「ステビオール配糖体(はいとうたい)」と呼ばれていますが、ざっくり言えば「ステビアの葉っぱに自然と含まれる、甘さのもと」のことです3)4)。
この甘さのもとには、いくつか種類があります4)。
・ステビオシド
・レバウディオサイドA
名前はちょっと難しいですが、覚えなくて大丈夫。「葉っぱの中にいろんな甘さの成分があるんだな」と思っていただければOKです。
この中でも「レバウディオサイドA」はすっきりした甘さを持つと言われていて、最近の製品では多く使われているそうです3)。
砂糖と比べると、どれくらい甘い?
ステビアのいちばんびっくりするポイントは「甘さの強さ」です。
なんと、ふつうの砂糖と比べて200〜300倍もの甘さがあると言われています2)3)。
たとえば、砂糖をスプーン1杯使うところを、ステビアならほんのひとつまみで同じくらいの甘さになる、というイメージです。
しかも、ステビアはカロリーがほとんどありません3)。そのため、カロリーを気にする方向けの飲み物やお菓子にもよく使われています3)。
味の感じ方は人それぞれで、後味にちょっとしたクセを感じる方もいるようです。ただ、最近は技術の進歩で、よりすっきりした甘さの製品も増えてきています3)。
ステビア甘味料はどうやって作るの?
ステビア甘味料は、葉っぱから甘い部分だけを取り出して作られます。
作り方をざっくり書くと、こんな流れです4)。
1. ステビアの葉っぱを乾燥させる
2. お湯につけて、甘い成分を溶かし出す
3. いらないものを取りのぞいてキレイにする
4. 残った甘い成分を乾かして粉にする
イメージとしては、お茶を淹れるのに少し近いかもしれません。葉っぱをお湯につけて、おいしいところを引き出すような感じです。
使うのはお水やお酒に近い液体(エタノール)で、植物から取り出した自然由来の甘味料として扱われています4)。
ステビアの使い方は?どんな食べものに入っているか
ステビアは、わたしたちの身のまわりのいろんな食べものや飲みものに使われています3)5)。
・飲みもの(ジュース、お茶、炭酸飲料など)
・お菓子(チョコ、ガム、アメなど)
・ヨーグルトやアイス
・ドレッシングやタレ
・サプリメントや健康食品
パッケージの原材料の欄に「甘味料(ステビア)」と書かれていれば、それがステビアです5)。
意外なものに使われていることも多いので、ぜひ一度、おうちにある食べものの裏側を見てみてくださいね。「あ、これにも入ってる!」という発見があるかもしれません。
安全性はどうなっているの?
「植物から作られているのはわかったけれど、ちゃんと安全なの?」「副作用や危険性はないの?」と気になる方もいると思います。
ステビアは、世界のいろいろな機関で確認されたうえで、食品に使ってよい甘味料として認められています4)5)。
・WHOとFAO(国連の関連機関)
・アメリカのFDA(食品医薬品局)
・ヨーロッパのEFSA(欧州食品安全機関)
・日本の厚生労働省
これらの機関がそれぞれルールを決めていて、そのルールに沿って使われています4)5)。
もちろん、どんな食べものでもそうですが、たくさん摂りすぎないようにバランスよく付き合っていきたいですね。
まとめ
今回は、ステビアについてまとめてみました。
ポイントをふりかえると、こんな感じです。
・ステビアは南米パラグアイ生まれの植物
・葉っぱの中に甘い成分が入っている
・砂糖の200〜300倍の甘さ
・カロリーはほとんどなし
・1971年に日本で世界初の商品化
・世界の機関に認められた甘味料
「甘味料(ステビア)」と書かれた食品を見かけたら、「あ、あの南米の甘い植物だ」と思い出していただけたらうれしいです。
ちなみに、エフマで販売している「廻潤 meguru-ru(メグルール)」にも、甘味料としてステビアが使われています。気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
参考及び参照文献
1)
ステビア - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/ステビア
2)
守田化学工業株式会社「ステビアとは」
https://www.morita-kagaku-kogyo.co.jp/about.html
3)
ステビア工業会「ステビア甘味料について」
https://www.stevia.gr.jp/stevia/news.html
4)
ステビア工業会「ステビア甘味料の規格」
https://stevia.gr.jp/stevia/standard.html
5)
東邦大学薬学部付属薬用植物園「ステビア」
https://www.lab.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/sutebia.html
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