すっぽんとは?料理・栄養・サプリまで基本をまとめてみた
2026.04.03
「すっぽん」と聞くと、なんとなく高級食材のイメージがありませんか?
名前は知っているけれど、実際にどんな生き物なのか、何が含まれているのかはよく知らない…という方も多いかもしれません。
今回は、すっぽんがどういう生き物なのか、基本的なところからまとめてみました。
すっぽんってどんな生き物?
すっぽん(鼈)は、爬虫綱カメ目スッポン科に分類される淡水性のカメです1)。学名はPelodiscus sinensis。日本では古くから食用として親しまれてきました。
最大の特徴は、甲羅(こうら)が柔らかいこと。一般的なカメの甲羅は硬い角質の板(甲板)で覆われていますが、すっぽんの甲羅は皮膚で覆われていて、触ると弾力があります1)。英語では「Soft-shelled turtle(ソフトシェルタートル)」と呼ばれるのも、この柔らかい甲羅に由来しています。
体の色は暗い緑褐色から灰色で、甲羅は平べったい楕円形をしています。鼻先がとがっていて、シュノーケルのように水面に出して呼吸する姿も特徴的です1)。
すっぽんはどこに住んでいるの?
すっぽんは、日本・中国・朝鮮半島・台湾・ベトナムなど、東アジアから東南アジアにかけて広く分布しています1)。
日本では本州・四国・九州の河川や湖沼、池などの淡水域に生息しています1)。水底の砂や泥に潜る習性があり、普段は目と鼻だけを水面に出してじっとしていることが多いです。
夜行性で、日中は水底に身を潜めていることがほとんど。エサは魚、エビ、貝、水草など雑食性です1)。
「すっぽんに噛まれたら離さない」は本当?
「すっぽんに噛まれたら雷が鳴るまで離さない」ということわざを聞いたことがある方もいるかもしれません。
実際、すっぽんは顎(あご)の力が強く、一度噛みつくとなかなか離さない性質があります1)。これは、硬い甲羅を持たないすっぽんにとって、噛みつくことが身を守るための重要な手段だからだと考えられています。
ただし「雷が鳴るまで」は誇張で、実際には水に戻してあげると離すことが多いようです。とはいえ、野生のすっぽんに不用意に手を出すのは避けたほうがよさそうです。
すっぽんと食文化の歴史
すっぽんは、日本や中国で古くから食材として利用されてきた歴史があります。
中国では古代から食用にされてきた記録があり、宮廷料理にも使われていたとされています2)。
日本でも縄文時代の貝塚からすっぽんの骨が出土しており、古くから食べられていたことがわかっています3)。江戸時代になると、すっぽん料理は庶民にも広まり、すっぽん専門の料理屋も登場しました3)。
現在では養殖技術が発達し、国内でも各地ですっぽんの養殖が行われています。主な産地としては、静岡県(浜松)や大分県、佐賀県などが知られています3)。
すっぽん料理にはどんなものがある?
すっぽんは「まる」とも呼ばれ、甲羅の丸い形に由来しています。すっぽん料理の代表的なものをいくつか紹介します。
まる鍋(すっぽん鍋)
すっぽん料理の定番。すっぽんの肉や甲羅のゼラチン質の部分を、昆布や醤油ベースの出汁で煮込む鍋料理です3)。京都の冬の名物としても知られています。
すっぽんの雑炊
まる鍋の締めとして、残ったスープにご飯を入れて作る雑炊。すっぽんの出汁が染み込んだ雑炊は、まる鍋の楽しみの一つです。
すっぽんの唐揚げ
すっぽんの肉を唐揚げにしたもの。鶏肉に近い食感の料理です。
すっぽんスープ
すっぽんを煮出して作るスープ。缶詰やレトルトの製品も販売されており、比較的手軽にすっぽんを味わえる方法の一つです。
すっぽんの栄養成分は?
すっぽんの肉にはどのような栄養成分が含まれているのでしょうか。日本食品標準成分表によると、すっぽん(肉・生)100gあたりの主な成分は以下のとおりです4)。
・エネルギー: 175kcal
・タンパク質: 16.4g
・脂質: 13.4g
・炭水化物: 0.5g
・ビタミンB1: 0.91mg
・ビタミンB2: 0.41mg
・鉄: 0.9mg
・亜鉛: 1.6mg
タンパク質やビタミンB群が含まれていることが成分表から読み取れます。
また、すっぽんの甲羅の縁(えんぺら)と呼ばれるゼラチン質の部分には、コラーゲンが含まれています3)。
すっぽんはサプリの原料にも使われている
すっぽんは食材としてだけでなく、サプリメントの原料としても利用されています。
サプリメントに使われる場合は、すっぽんの肉や甲羅を乾燥・粉末にしたものが一般的です。粉末にすることで、カプセルや錠剤に加工しやすくなります5)。
すっぽんを丸ごと使った粉末の場合は、肉だけでなく甲羅や内臓の成分も含まれています。
まとめ
今回は、すっぽんについて基本的なところをまとめてみました。
すっぽんは、柔らかい甲羅を持つ淡水性のカメ。日本では縄文時代から食べられていた記録があり、長い食文化の歴史を持つ食材です。
タンパク質やビタミンB群、コラーゲンなどの栄養成分が含まれている食材で、サプリメントの原料としても利用されています。
すっぽん鍋を食べる機会があったら、「柔らかい甲羅のカメなんだな」と思い出してみてください。
ちなみに、エフマで販売している「廻潤 meguru-ru(メグルール)」にも、すっぽんが原材料として含まれています。気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
参考及び参照文献
1)
スッポン - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/スッポン
2)
スッポン - Wikipedia「文化」節
https://ja.wikipedia.org/wiki/スッポン#文化
3)
すっぽん - コトバンク
https://kotobank.jp/word/スッポン
4)
文部科学省,「日本食品標準成分表(八訂)」
https://fooddb.mext.go.jp/
5)
国立健康・栄養研究所,「『健康食品』の安全性・有効性情報」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/
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